【緊急】指を切り落としてしまった時の対処法

こんにちは。
10年間、救急医療の最前線で活動している「救急救命士」のタケルです。
いままでに救急車に乗って5000件以上の患者対応をしてきました。

今この記事をみているという方は、自身または身近な人物が指を切り落としてしまっているかと思います。早急に対処が必要ですので、結論からお伝えします。

  • 救急車を呼ぶ。
  • ガーゼまたはきれいなタオルで直接圧迫止血します。
  • 指の付け根や腕を縛るのはやめましょう。うっ血して逆効果です。
  • 切り落とした指を探す。
  • 指をガーゼかハンカチでくるむ。(ティッシュNG)
  • くるんだ指をビニール袋に入れる。
  • 氷と水の入ったビニール袋も用意して、その中に入れる。(氷1に対して水3)

以上となります。

続いて、救急車が実際に到着した際の対応を紹介します。

救急車が到着するまでに

①保険証、お金、薬手帳、貴重品をそろえられるだけ準備してください。
②家族に連絡をして、病院に来るよう指示してください。
③労災であれば、職場の同僚等が病院のお付き添いをしてください。
④救急車が到着したら、切り落とした原因の機械工具を伝えてください。

①~④の準備をしておくだけで、早く病院に連れていくことが可能です。

ですが、指を切り落とす「切断指」では専門の医師や設備が必要になります。
救急隊としても頭を悩ませる事案のひとつですので、すぐに病院が決まるとは限りません。
病院が決まるまでに1時間かからなければ早い方でしょう。

ちなみに、切断指でも再接着できることもあります。
ケースバイケースですが、基本的には切断面がスパッと切れている場合では、再接着の可能性も高いでしょう。正しい対処をしてもらえれば、けがをした人にとって有益となりますのでサポートしてあげてください。

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