こんにちは。
10年間、救急医療の最前線で活動している「救急救命士」のタケルです。
救急車に乗って5000件以上の患者対応をしてきました。
そんな私が今回紹介するのは「誤った止血の処置」です。
家庭でも仕事場でも、楽しいはずの外出先でも
けがをする可能性はいくらでもありますよね
けがをしてしまい、出血がある!
その時皆さんがとるべき行動は、直接圧迫止血法です。
出血している場所を直接抑えると、多くの出血は30分も満たない時間で止血できます。
よくある勘違いは、間接圧迫止血法です。
これは、けがをした場所から心臓側にある止血点を圧迫することで
大量の出血だとしても、一時的に止めることができる方法です。
洋画などではよくみかける光景かと思いますが、
実はかなり高度なテクニックなので、一般の方には全く推奨できません。
間接圧迫止血法を実施している方にお会いしたことがあります。
全員が、圧迫不足で血がうっ血していました。
採血や点滴の際に腕にゴムチューブを巻きますよね?
あのチューブは駆血帯と言って、腕の静脈を圧迫させることで
血管をうっ血させるためのものです。
うっ血させてしまうと、出血はかなり止まりにくくなります。
ずっとだらだらと出血してしまうんですね。
皆さんは間接圧迫止血法ではなく、
直接圧迫止血法をやってみてください。
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