救急車を呼んでいい…?急な血圧の上昇に困った時は。

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こんにちは。救急救命士のタケルです。

心臓がドキドキして眠れない…。なんてことはありませんか?気になって血圧を測定したら、今までにない高い数値が出てびっくり!!なんてこともしばしば。

そんな時、どう対処していいかわからない!
という声にお答えしていきます。

血圧を下げるために最も必要なことはリラックスすることです。記事を読む間は深呼吸を繰り返してください。

血圧を下げるための必要な3つのこと

1)まずは椅子に座るか、リクライニングの姿勢になり、鼻から息を吸って口から吐き出す深呼吸をしましょう。

2)気持ちはわかりますが、お風呂に入って体を温めようとしたり、マッサージをすることは禁物です。

3)可能であれば音楽をかけたり、読書をして気持ちを落ち着かせましょう。

血圧の基礎知識

血圧は1日の中で一定ではありません。通常は睡眠時に最も低い値となります。
ですが、高血圧の治療をしている方や、血液をサラサラにするお薬をのんでいる方、心臓の病気を患って薬を飲んでいる方は、時に血圧が高くなる傾向があります。

大切なことは血圧が高いことに対して異常な不安を抱かないようにすることです。

確かに脳梗塞や脳出血のリスクは高まりますが、興奮してしまうとさらに血圧が高まる可能性の方がリスクが大きいのです。

まずは自分の血圧をコントロールする必要があります。

さて、ここまで読むまでに深呼吸は続けられたでしょうか。

そしたら今一度そのままの姿勢で血圧を測ってみてください。

先ほどよりも下がっているのではないでしょうか。

この作業を繰り返してもらいながら、緊急時の対応をご説明します。

救急車を呼ぶべきかの判断

頭痛や嘔吐、めまいが強く現れる場合は救急車を呼びましょう。

血圧計の脈拍の数字が60以下であり、普段の血圧よりも30異常高ければ脳の病気の可能性があります。救急車を呼びましょう。

強い胸痛や普段は感じない背中の痛み、左肩や顎の違和感を感じた場合には心臓の病気の可能性があります。ニトロを処方されている方は使用方法を確認した上で服用することを検討しましょう。

なんだか不安も解消されたし、ドキドキも治ってきた。血圧も下がってきたから救急車を呼ぶまでもないかな。という方はかかりつけのお医者さんに相談しましょう。翌日まで様子を見てもいいかもしれません。

血圧の薬は体に合っているか、今回のようなエピソードがあったんだけれども、どう対処すればいいかを確認しましょう。

この記事に書いてあることはあくまで一般論です。一人一人に合わせた回答はできないので、いつも見てもらっているかかり付けの医師に相談することがもっとも早い解決策です。

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